かしわで
田中勝春をカッチーではなくタナカツと呼ぶことから始めようと書いたのは
2007年の春先だった。
このブログの前身のあしたの競馬王で書いた(もはやあしたの競馬王のbbsは見つからず)から、あれから6年くらいたつ。
ちょうどヴィクトリーで田中勝春が久しぶりのG1を勝つ直前で、自分なりにいいタイミングだった記憶がある。
(ここのブログではタナカツを無理矢理浸透させてやろうとおかまいなく使用してきたけど、
その後、田中勝春をタナカツと呼ぶ文化はまったくもって波及してない。自分の波及浸透力の弱さを恥ずかしく思うばかりだ。)
皐月賞でカッチーをタナカツと呼んで、ヴィクトリーに期待してみた記事は残念ながら、消えてしまったけれど、2007年4月発売(ヴィクトリーが皐月賞を勝った月)の競馬王5月でこんなことを書いていた。
「カッチーをタナカツと呼ぶことから始めよう!」←コラムのタイトルにしてます。総タイトルです。
小キャッチに
「イメージと実際のデータのギャップ。そこに気づいた時、あなたはたちまち馬券名人になれるのです!」とあります。
民間療法馬券研究家・柏手少将 ←調子に乗ってる自分がいます。
vol.1ということで「開幕のタナカツ」について書いてました。
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自分なりに考えてみましたよ。なぜゆえに。なぜゆえにカッチーはG1を勝てないのか。
もしかして「カッチー」という呼び方に原因があるのではないか。
カッチーがカッチーを和ませてしまっているのではないか。
カッチーをアンカツみたいにタナカツと呼べば厳しい感じが出ていいんじゃないか。そしたら面白いように勝てるんじゃないか、とね。
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結局、アンカツという名手の存在があって、タナカツと呼んでみたくなったわけで、
はじまりはアンカツだったわけです。
いかにアンカツが深く浸透していたのか。
そういうことでしょう。
あちらにも少し書きましたが
自分はアンカツから馬券的アプローチをいくつか学んだ気がしてます。
その1つが「ダイワメジャーを怒らせながら操縦する」というものでした。
あちらには書きませんでしたが、
最後の直線で、先行するダイワメジャーをど真ん中に導くのは、
内から来るのがいれば、内へ、外から来る馬がいれば、外へ寄せていき、
メジャーの闘争心を最後まで引き出すため
と聞いて、やっぱりスゲーなアンカツはと思ったのでした。
ダイワメジャーをG1で馬券圏内に導いたのはデムーロとルメールとアンカツしかいないと書きましたが、G1勝利に導いたのはデムーロとアンカツしかいない。
やっぱりアンカツは日本が誇れる騎手だったと思うわけです。