かしわで
ジョッキーを夢見る子供たちを観てきました。
広大な敷地に数千の馬(たぶんあれは美浦とか栗東とかとは違うはず。国家ではなく個人の匂いがプンプンした)がいて、
そこに見習い騎手を目指す子供たちがいる。
(どうみても小学生、中学生)
フランスではどうやって見習い騎手になっていくのかが
描かれていて、けっこう驚きました。
プロフェッショナルや情熱大陸といった
和製ドキュメンタリーに慣れている自分には
余計なものを削ぎ落とした演出はツラクもあり、胸に迫るものもあり
いろんな意味で見応えのある作品でした。
チラっとディープの出た凱旋門賞のパドックや涙を流す日本人応援団が
映ったりして必死にグラサン師匠がいるか探してしまいましたよ。
わずか数秒なのに。
(話とは関係ないのに映ってたのが不思議です)
最後、選ばれし一人の少年が(中学生くらいにしか見えない)
見習い騎手のレースにデビューするシーンで終わりますが
ペリエだのルメールだのがこういうのを経て今の位置にいるのを
思うと想像以上に厳しい環境から這い上がってきたと容易に察せられ、
あいつらが上手いのも納得でございます。
そういえば川崎記念はカネヒキリが勝ったようですね。
自分は見習い騎手目指して頑張ってる眼鏡の少年がその後どうなっているのか
気になってしょうがありません。
けっこう怒られてまして、怒られに怒られてまして、
さすが恋の国フランス人!
見習い目指そうがやることはやってるフランス人でして、
随所に気になる女の子やクラブっぽい場所で遊ぶシーンなんかも
描かれてまして、
そこでもあの眼鏡の少年はいい味出してまして、
だから最後の方でその少年に
「それでも馬に乗るのが好きだから」とか言われると
シンプルにちょっとグッと来ますよ。
競馬好きでも万人の競馬ファンにウけるとは思いません。
ただひとかけらの何かは残る。そんな気がします。
にしても昨日の夜観た
NHKハイビジョンの「数学者はキノコ狩りの夢を見る?ポアンカレ予想・100年の格闘」は面白かった。
っていうか震えました。
東京新聞杯のショウナンアルバに松岡が騎乗。
なんか手があっちゃう気がしないでもなく少し気になります。