かしわで
それこそ腕一本でも勝てそうなのが
このレースか。
そうでなければ浮かばれないのが
ブレイアクランアウトであり、リーチザクラウンであり、メイショウサムソンであり、
それらを支持した馬券購入者ではないか。
ただし今回は10頭立てという頭数と
カネヒキリの復活という2つのテーマが
ヴァーミリアンにおそいかかるのではないか、
いや正確には武豊に襲い掛かるのではないかと見てます。
前回のジャパンカップダートの敗因分析を
岩田騎手は「次から次へと内に入られズルズルと後退せざるを得なかった」と語っております。
それこそ岩田騎手がまだ顔で騎乗できてない証拠であり、
かりに鞍上が武豊だったらそこまで容赦なく割り込んでいけたもんかどうか。
思った位置より後ろになってしまったことで
後半無理したヴァーミリアンと
ピタっと4,5番手のいい位置をとって、
4コーナー回って余裕を持って仕掛けたカネヒキリ。
今回は10頭という少頭数でスタートさえ決めれば
ヴァーミリアンにとってジャパンカップダートのような悪夢はおきないと
思われます。
一見思われます。
ただ自分は少頭数が逆にヴァーミリアンではなく武豊を蝕みやしないかと考えております。
少頭数であるがゆえに
場合によってはガチンコのあわせ馬のような形になる可能性があります。
たとえ前回負けたとはいえ、
誰がどうみてもマークすべきはヴァーミリアンであることは明らかです。
もしヴァーミリアンが動いた時に同じように上がっていける足のある馬がいたら、
今度は鞍上の持ってる「追う」技術の戦いになるかもしれないからです。
去年は勝負ところでヴァーミリアンについていける馬はいなかったと記憶しております。
しかし、
今年はどうなんでしょう。
さらに競馬王編集部によると、
今回サクセスブロッケンはいつもの逃げ、もしくは番手競馬をしてこない可能性があるとか。
どうやら鞍上内田博はそういった意味も含めての起用の噂もあるようです。
だとすると考えられるのはこれまたヴァーミリアンを視界にとらえての作戦も考えられます。
ボンネビルレコードの操作法は的場文に負けても、
大井の勝負どころは負けないであろう内田博がサクセスをどう動かすか。
これまた必見です。
前回の惨敗は初めて厳しい競馬を古馬とまみえたからではないか。
とも思え、前走の経験がサクセスの肥やしになったとしたら、
まだまだ見限れず、
1,2,3番人気馬がお互いに意識しあうとしたら、
そして仮に2,3番人気の馬がヴァーミリアンを徹底マークし、
最後まで喰らいつくことができたならば、
今回は「まだわからない」、
「今の武豊=小牧太」を考慮すると、
まだわからない。
そんなアプローチ。
馬券はこんな形。
3連単フォーメーション
1着付け ヴァーミリアン・カネヒキリ・サクセスブロッケン
2着付け ヴァーミリアン・カネヒキリ・サクセスブロッケン・フリオーソ
3着付け ふりおーそ・ぼんねびるれこーど・ブルーコンコルド
1,2,3番人気がぶつかって、
1,2,3着することは基本的にはまれ。
しかも最近よく書きますし、今日の有馬でもそうでしたが、
今回の強いメンバーもやっぱ3着が少ないメンバーで
きちんと激突すれば、
1頭は4着以下に敗れるはず。
さらにここに
デムーロのコメントを要約・引用させていただきます。
「少頭数競馬を追い込んで勝つのは難しい」。
奇しくもペリエも先の香港ヴァーズを追い込んで勝った後のコメントで同じようなことを言ってました。
「ジャガーメイルがいてくれたからパープルムーンを捕らえることができた」と。
(いっしょにあわせるように追い込めた)
少頭数だと逃げた馬、もしくは番手から早く抜けだした馬を追い込んで捕まえることが
時として難しいときがあるようです。
よもや、武豊騎手が
前を行く馬を無条件に遊ばせるとは思いませんが、
にしても、今回はまだ「小牧太」だと思うとそれなりに心配指数も高まります。
名古屋グランプリでは
ジャパンカップダート2着のメイショウトウコンが
ジャパンカップダート9着のワンダースピードに敗れております。
競馬場、展開、人気の状況等で9着が2着に、
小牧(おっと!)が男闘呼に勝てる、
それくらいメンバーの実力は拮抗してるともいえ、
ジャパンカップダート7着や11着馬がここで巻き返してもおかしくはりません。
ただし勝つまでとは思ってませんが。
根多的にはポニョですけど
書くのももはや恥ずかしいんでこれ以上はやめときます。