かしわで
出していく競馬
有馬記念は結果的には負けたので
何を書いてもいいわけみたいでもう書きたくないですけど
どうしても触れておかねばならないコメントを見つけたので
触れることにしました。
世間はどうか知りませんが
今年の自分の流行通信は「出していく」競馬。
振り返ることはなくても(振り返るほうが正しいような気はしますが)
万が一振り返ることもあるかもしれないので
出していくことには触れておかねば。そんな心持ち。
昨日の有馬記念は
前走の天皇賞で上手いこと出していけなかったマツリダゴッホ蛯名が
出して行って勝った競馬。
コメント的には「CKY」(超空気読めない)がこれでもかってくらい取り上げられてましたが
自分としては「出していった」と言ってほしかったところ。
(空気には関しても自分は一言言いたいことがあるものの、もはやそこには行きたくない。理由は書きませんが)
主旨とは関係ありませんが
今日の日刊スポーツで観戦記を寄せていた西山茂行氏の
「はまった時は上手な人」という蛯名評が面白かった。
はまった時は誰だって上手に見えるはず。当たり前のはず。
でもそう書く、そう書かずにはいられない、
その感じがすごい伝わってきてひじょうに面白かった。
アンカツは馬込みに入れてくるかとも思いましたが
結果いつものように「出していく」までもなく「出ていった」形。
逆に今回は「出していかなかった」、コメントでは兄妹の関係で「出していけなかった」ダイワメジャー・デムーロ。
位置取り5 7 8 4 のVラインで3着は
やっぱ上手いねデムーロはと思わせる取扱い。
ただし4コーナー回って4番手から3着はいつもどおり1頭しか抜けない、
いや抜かない習性? が出て
(バてたチョウサンを抜いたにすぎないので1頭も抜いてないとも言える)、
しかもいつもどりの絶対に抜かせない習性? も出て、
メジャーは最後までメジャーだった、いやレースぶりはさらに成長しているようにも思え、むしろ勿体ないくらいのラストレース。
昔、海外の一流調教師の騎手への指示の出し方を聞いて、
今でも覚えていることの一つに
「騎手には指示をしない。どう乗ってもいいという。
指示どおりに動くように調教してあるから。
ただしレース後『逃げ先行馬に上手く乗られて交わせなかった』という言い訳だけは聞きたくない」
というのがあります。
それで行くと今回のキネーンには少なからず失望もしましたね。正直。
「出していけよ」と。
ダイワメジャーをマークしてたそうですが、だったらせめて抜いてくれよ、と。
これじゃホントに有馬キネーンだけで来たみたいじゃないか。
出オチじゃないか、と。
で、
出していく
ですが
締めはメイショウサムソン武豊騎手です。
最後の最後に言ってくれてました。
途切れはしましたがさすが12年連続有馬5着以内の名手です。
今日発売の週刊競馬ブックにありました。
「肩ムチを入れて
出していったのにスピードに乗れず
行きっぷりが悪かった」
やっぱ今年は、つーかこの秋は「出していく」競馬であったと
世間はどうか知りませんが
自分は記憶したい。とどめておきたい。
ゆえに振り返ってみました。
(まぁもう振り返ることはないですけど)
おっと、タイトルは「大賞典」だった。
前走出していかなかったヴァーミリアン武豊(8 11 9 7で1着)が今回は出していくのか。
前々走のJBCクラシック(7 6 7 7で1着)のようにちょっとだけ出していくのか。
浦和記念(前走)のシーキングザダイヤは武豊が前々走の横山典より出していって(1 1 3 3)1着。
もしシーキングザダイヤに少しでも脅威を感じるならもうちょっと出していくか。
逆に前走、出していきすぎたきらいのある
ブルーコンコルド幸は今回はどうするのか。
メイショウトウコン武幸ももうちょっと出していきたいはず。
今のところ
ヴァーミリアン・シーキングザダイヤ・メイショウトウコン・ブルーコンコルド
の中央勢の他に
トップサバトン・フリオーソ・ルースリンドに注目してます。