かしわで
松尾スズキの「キャバレー」を見て、ちょっとガッカリして、
三谷幸喜作「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を見て、
さらにちょっとガッカリして、
土田世紀作「異人の唄」を見て、
面白かったと思えたのは
自分の中にあるハードルの高さの違いなのか(もちろん松尾や三谷作のハードルの方が高い)。縦の比較。
相対的な流れの中での感想なのか(サゲ、サゲと来たからアガったのか)。横の比較。
単純に価格の違いなのか(松尾、三谷は12000円。土田は7000円)。
ちなみに異人の唄は、漫画家・土田世紀が初めて舞台脚本に挑んだ作品でギリシヤ悲劇の現代(?)アレンジ版。
ゼウスと思しき村長の東北弁や、
役者すまけいの「クソだークソだークソだー」[夜は見たくないもんまで見えるから嫌だ]的なセリフに土田節が感じられ、自分は相当満足。
いっしょに見た漫画家・尾上龍太郎の話では「演出家に相当いじられた脚本」らしいですが、いじったとしてもそこには土田世紀が確実にいた。だから良かった。
(「キャバレー」にも「恐れを知らぬ川上〜〜〜」にも松尾スズキ、三谷幸喜は確実にいた。そう思うと12000円は相当ハードルをあげますよ。なんせ、ただ「いた」だけじゃ満足できなくさせますから)
阪神ジュベナイルがやっかいなのは
今年は縦の比較も横の比較もしにくいから。
阪神競馬場改修一発目の去年は縦の比較(この場合は過去のデータ)が参考にしにくかったものの、
横の比較はアストンマーチャンという人気の柱がいて、むしろ比較的検討しやすかった。
(ウオッカ◎にしてましたよ。あの頃は!!)
一方今年は縦だけでなく(過去1年じゃ参考にしにくい)、横も1勝馬やよくわからない2勝馬だらけで比較しにくい状況。
実際、
阪神改修前と後で芝1600の傾向はガラリと変わったと
今週発売の週刊競馬ブック「血統アカデミー」にもあります。
(ペースが変わった。圧倒的に遅くなったとあり)
去年も1着2着3着が
先行策(ウオッカも6番手)。
開幕の馬場であること。
フルゲート必至であること。
いろいろ考えると、
いろいろ考えない方がいいのではないか、
出走馬が確定して、枠番が確定してから、いろいろ考えた方がいいのではないか。
そんな結論に達しました。
長考に、入りません。
一旦、休憩で〜す。