かしわで
東京国際フォーラムで行われた熊谷和徳のソロ”タップ”ライブは
地底から沸き出るマグマのような
すさまじいタップでございました。
それでいてストリートっぽいラップのようなタップ。
どこまでがフォーマットでどこからがアドリブか掴みにくい
フリージャズのようなタップ。
もうすでに「情熱大陸」で取り上げられているのか定かではありませんが
いつ取り上げられてもおかしくない、新しい、だけど本質を外さない
アツク、骨のあるタップダンスシチー。
タップ中ときどき、
競馬場で聞く馬の走る音、蹄の音みたいなリズムを刻む時があって、
そのたびに自分はタップダンスシチーを思い出したりしてましたね。
タップダンスシチーってそういうことだったのか! って。
(いや違うだろう、父の馬名からだろう Pleasant Tap )
(だったらその父の馬名をつけた人がえらい!)
今週はスプリンターズS
想定版で出走できそうな16頭の内、8頭が休み明け。
実際、安田記念以来の馬とかの好走もあって、実力馬ならそれほど苦にならなそうな休み明けにやさしいG1でございます。
にしても、今年のメンバーでイマイチ納得いかないのは
現状でもれてるメンバーに出走してほしい馬が例年よりも多く感じられるからでしょうか。
個人差あれど
ナカヤマパラダイスやキョウワロアリング、ブラックバースピンにマイネルスケルツィ……このあたりにはホント出走してほしいですよ。
休み明けは実力馬であること、
休み明けにやさしいとはいっても、休み明け馬でワンツーはないことを考えると
基本的には使われている8頭の馬をよく吟味すればいいのではないか。
現状では
セントウル5頭、
北九州1頭、
キーンランド1頭、
京成杯1頭。
開幕のタナカツが騎乗して勝った京成杯のキングストレイルの
サンデーサイレンス×ノーザンテーストはスプリンターズSでは相当魅力的な血統。
他の馬についてもいくらでも理由がつけられそう。(いい方向で)
とはいえ一方で今年はウマインフルエンザもあったりで
いつも以上にKY、
空気が読めないじゃなくて、空気を読む必要もありかと。
休み明け馬に必要以上に人気が傾くなら使われ組、
使われ組みに人気が傾くなら休み明け組。
まぁ一番読む必要のあるK(空気)は
馬場なんじゃないか、
そんなふうに思っております。
最後、会場のKを読んで(読んだようにみせかけたとしても)
携帯用の「どこでもタップボード(?)」を持って、会場に飛び込んで、タップを踏んだ、
1Fだけでなく2Fにまで飛び込んだ、
まさしくフリージャズのようなアンコールタップ。
あの感じをスプリンター本番まで持続したい、そんな月曜日深夜でございます。