かしわで
デニムアンドルビーは出遅れたわけでもないのに後方へ下がっていった。
オークスのときと同じようにどうみても意識的に下げていったように思える。
後方追走。
3角から少し動いた。小マクリ。ここがいつもと違った。
外を回らず中をついていた。
でもそこからたいして伸びず、やや外へ出して伸びて5着。
内田博
「
まだ前につけていくとリズムを壊すところがあります。今日はこの馬のレースをしていますし、いい脚で上がってきています。地力はある馬ですから、これからだんだん強くなると思います」ラジオNIKKEIのコメントより。
このコメントから読み取れるのは、やっぱり前々から気性的問題はあったということ。
なぜなら内田博騎乗で前につけて行く競馬はやってないから。
つまり厩舎と騎手の合意の上での騎乗法ということになる。
あくまでも内田博のコメントを読む限りでだけど。
「そういう問題を抱えた馬でもリズムを壊さずに騎乗できます」
「だから自分にチャンスをください」
こういう売り込みをするんだろうね、きっと外国では。
内田博が名手ならばどこかできっと巻き返すはず。
ジャパンカップでどんな位置を取るのか?ちょっと見ものだ。
今日のような競馬ではまた5着、いや5着も危ないのではないか。
興味津々だ。
ヴィルシーナはそもそもなぜあの位置で競馬をしたのだろう。
しまいのキレで勝負をするタイプでもないはずだけど。
10着 ヴィルシーナ 岩田康誠騎手
「前回のレースでうまくガス抜きができて、
勝ち馬の後ろで折り合って、リズムよくレースができました。ところが、直線に向いてからはジリジリとしか伸びませんでした。よく走っていると思うのですが、
今日はなぜか切れなかったという印象です」
勝ち馬の後ろにいて競馬をするタイプではなかったはず。
岩田ならば川田のやった先行競馬をすると思っていた。今日はほぼ真ん中競馬。
岩田騎手も少し感覚に乱れが起きているのか?
岩田=デニム
内田博=ヴィルシーナ
こっちの方がよかったのではないか?
いずれにせよ、岩田も内田博も今月は今年最大の正念場だろう。
ピークはもちろんジャパンカップ。
二人とも名手ならば、どこかで巻き返さないと。
川田と三浦はどっちも頑張った。
2着 ラキシス 川田将雅騎手
「展開や馬場を考えて、
ある程度前の位置を取りにいきました。1コーナーでは外を回されましたが、2コーナーでいい位置で折り合ってリズムよく走れました。2冠馬には一気に交わされましたが、まだ1600万条件の馬でキャリアも浅いのによくがんばっています」
3着 アロマティコ 三浦皇成騎手
「
ある程度前の位置を取って、4コーナーで前の馬を射程にとらえてと考えていました。その通り4コーナーでいい位置にいたのですが、勝ち馬とは斤量の差もあり、勢いが違いました。2着は欲しかったレースでしたが......。でも、今日のようなレースができればいつかチャンスはあると思います」
二人とも馬場を考えてか、ある程度前の位置を狙っていた模様。
川田は膨らむリスクを心配しながらも攻めて、4番手3番手をゲット。
三浦は後ろから3番手くらいを追走して、3角〜4角で10〜11番手くらいにつけた感じ。
このあたりがG1での経験の差か?
でも5人気の馬を3着に持ってくるんだから騎乗としては合格のはず。徐々にではあるけれど三浦で妄察できるようになってきたようには思える。
ただ川田は6人気の馬を2着に持ってきた。違いはやっぱりある。